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論理思考入門に最適!【マンガでやさしくわかる論理思考】

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【マンガでやさしくわかる論理思考】はこの手の書籍を沢山書かれてる出口汪さんの著書です。
2014年発売の書籍です。

【マンガでやさしくわかる論理思考】の内容

1章から5章まであります。
その前後に【はじめに】と【おわりに】があります。

論理思考となんて言葉を聞けば

「わかりにくそう!!」
「理屈っぽくてヤダ!!」
とアレルギー反応を起こす人がいるかもしれませんが、各章にマンガでの解説がありますので非常にわかりやすいです。

お互いに理解できない他者であることを前提に、それでもお互いに分かり合いたいと願ったとき、論理という武器を私たちは活用するのです。だから、あえて言うならば、論理とは他者への「愛」なのです。

マンガでやさしくわかる論理思考P25はじめにより

お互いに「論理」という武器を使うことで、無駄な誤解やトラブルが減り、もっと人間関係が円滑になるのではないか、というのが本書を執筆した動機の一つです。

マンガでやさしくわかる論理思考P252おわりにより

1章 論理思考が求められる理由

1章の序盤では日本人が論理思考が苦手な理由を解説されてます。
日本人が論理思考が苦手な理由は

  • 欧米人は子供の頃からディベートや論理思考の訓練を受けるが日本人は受けてない
  • 日本は島国なのでほぼ単一民族。村八分を恐れて空気を読む

このような理由からだそうです。

江戸時代までなら論理が苦手な日本人でも良いかもしれませんが、現在はかなりグローバルな時代。

「学校でも習わないし、島国な俺たちには論理思考など無理!!!」
と、言いたいところですが、そんなのんきなことは言ってられません。

なので、まずは論理の基本的な考え方を理解しましょう。

【人は主観を通して物を考え、思考するということ】
これが論理の基本的な考え方です。
このことを理解してはじめて他者意識が芽生えます。

他者意識とは、お互いが他人でありそれぞれ別の主観を持ってることを意識することを言います。

他者意識が芽生えると分かり合えないことを前提に思考しますので

「どうすれば他者に伝わるか?」
と考えることになります。
これを考え始めると論理思考が生まれ、論理的な会話ができるようになります。

少々、抽象的な内容になってしまったのでわかりにくいかもしれませんが、論理的な会話には【論理語】を使うことからはじまります。

【論理語】の対局にあるのが【感情語】です。
論理的な会話に感情語を使用してはいけません。

感情語とは

  • ムカつく
  • だるい
  • うざい

などなど。。

「ムカつく」ならば何に不満を抱いているのか、その原因は何であって、どうすれば解消できるのか、それを筋道立てて説明しようとしたとき、初めて論理思考が芽生えるのであって、ただ「ムカつく」と感情語を発しているだけでは、赤ちゃんが泣くのと同じなのです。

マンガでやさしくわかる論理思考P72

「なんか、お前、ムカつくんだよ!」
なんて言われてもこっちもムカつくだけです。

ムカつかれてる理由もわかりませんし、改善のしようがありません。
ムカつくなどの感情語を発してもなにも解決しません。

一方、論理語とは

例えば、今日は「暑いなあ」という場合の「暑い」です。論理語を持たないイヌやネコでも、「暑い」と感じることはできます。
しかし、「暑い」と感じるのは皮膚であり神経なのですが、イヌやネコはそれを「暑い」と認識できません。人間だけが、「今日は暑い」「寒い」と言葉によって世界を整理します。そのときの言語が「論理語」です。

マンガでやさしくわかる論理思考P173

ムカつくと感じたらそれを
「ムカつく!!」
と言葉に出しても、それは犬が吠えるのと同じです。
意図が伝わるわけがありません。

ムカつくと感じたら、
何がムカつくのか、何についてムカついてるのかを最低限、説明する必要があります。

2章 論理思考の基本① 理由付け・因果関係を把握する

因果関係、理由付け、逆接など論理的思考に必要な概念を説明してくれる章です。

相手の行動や発言の意図をくみとるには、その行動・言動の意図や理由を考える必要があります。
理由を考えないと思考停止してしまい、

「あいつムカつく!!」
なんてことになってしまいます。

親が子供によく言う
「勉強しなさい!!」
って主張があると思いますが、これも、理由を考えないとムカつくだけです。

理由を考えてみましょう。
親も子供のことが憎くて言ってるわけではありません。

少し考えたらわかると思いますが、子供の将来のためを思って言ってるんですよね。
つまり、やさしさですよね。

やさしさで言ってくれてることを理解するとムカつき度も収まってくるかもしれません。
まぁ、それでもこれを言われるとムカつくでしょうが。。笑

親にもなぜ勉強しなければならないのか論理的に説明をしてほしいものです。。

親も、子供も他者意識で思考すると家族間の衝突も減るかもしれませんね。

3章 論理的思考の基本② イコールの関係を捉える

イコールの関係とは

  • 抽象的なものを具体的にする
  • 主張に具体例を加える

的なイメージです。

  • 抽象的 = 具体的
  • 主張 = 具体例

これらをイコールの関係で結んでいく作業です。

「運動は脳にとって良い」って主張があれば

主張 = 具体例
「運動は脳にとって良い」 = 「運動すると35%も脳の神経成長因子が増える」
「運動は脳にとって良い」 = 「運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる」

「運動は脳にとって良い」って主張はかなり抽象的ですが「運動すると35%も脳の神経成長因子が増える」など具体的な事例を説明に入れることによって納得度が増します。

イコールの関係を意識することによって相手に伝わりやすくなることは言うまでもありません。

他にも抽象化や比喩といった論理思考の概念を説明しています。

私たちの思考は、この具体と抽象の間を行ったり来たりしているのです。

マンガでやさしくわかる論理思考P143

4章 論理思考の基本③ 対立関係を理解する

対立関係を理解することは論理思考をするうえで重要です。

自分がAと主張しなければならないということは、必ず反対意見のBという主張が存在するということです。なぜなら、誰もが同じAという考えならば、あなたはわざわざ自分の主張をする必要などどこにもないからです。

マンガでやさしくわかる論理思考P173

対立関係を理解するうえでよく使われるのが対比です。

「対比??対立関係??」
と、なるかもしれませんがこれらは日々、普通にやってます。

例えば、会社をやめて独立しようかと考えてるとします。

会社をやめ独立すれば…

  • 自由になれる
  • 新しい仕事に出会える
  • 収入が増える

などを思い浮かべます。
これと対比するのが「会社をやめない」という考えです。

会社をやめなければ…

  • 安定した給料がある
  • 慣れてるので楽
  • 失敗のリスクが少ない

などなど。。。
このように対立する関係を考えるのが対比の関係です。

対比は一見、二者択一のようですが、「アウフヘーベン」「止揚」(高い視点で見ること)すると副業などの答えも見えてきそうです。
なにかに迷ったときに使うことで良い選択ができそうです。

5章 論理思考の育て方

一見論理とは関係ない言葉【愛】【同情】【思いやり】などが登場します。
全体の総まとめのような章です。

論理というとどこか冷たく、機械的な感じを受けますが、相手を思いやってこそ生きてくる思考法だと感じました。

この章では論理思考を学ぶ順序なども解説してくれます。
論理の訓練の第一歩は論理的に読むことからはじめるのが良いそうです。

アウトプットは次の段階です。

【マンガでやさしくわかる論理思考】のまとめ

論理とは、言葉の規則です。
論理とは他者への「愛」なのです。

【マンガでやさしくわかる論理思考】は論理の基本を学ぶことができ、論理の誤解なども解いてくれる書籍です。

因果関係は「だから」、理由付けは「なぜなら」という言葉の使い方にすぎません。こういった言葉の規則を意識することで、何となくぼんやりとしたものの捉え方をしていたのが、物事を明確に意識し、それを他者に論理的に伝えることができるようになります。それにしたがって、頭の使い方も徐々に変わっていくものなのです。

マンガでやさしくわかる論理思考P134


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