絶対音感は子供のころに身につけないと習得できないってのを聞いたことがあると思います。
ですが、最近の研究では、大人になってもからでも絶対音感を習得することが可能かもしれない?!
ってことがわかったらしい。
「別に絶対音感なんて必要ないっすけど……」
なんて思うかもしれませんが、これは語学など子供の頃に学習することが有利な他の物事にも流用できる可能性があるとか。
脳には「臨界期」っていうのがあります。
「臨界期」とは、簡単に言うと、なんでも学習しやすい子供の脳の時期と言えます。
この柔軟性を保つ時期を「臨界期」と言います。
臨界期は長くて12歳まで続くと言われています。
ちなみに絶対音感は6歳までに専門の音楽トレーニングを受ける必要があると言われています。
大人になってからこの「臨界期」までの柔軟な脳を取り戻せる可能性があることが研究によって明らかになりました。
その鍵を握るのは、遺伝子の活性制御に重要な役割を果たす「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」。脳に適応学習を終えるように命令を伝えているとされる酵素の一つで、その働きを止めることで脳を再び活性化できるという。
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 12月号 P17
この「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」の働きを阻害する成分を被験者に投与したところ絶対音感の習得度が上がったとのこと。
これは大人になってからも子供のころの柔軟な脳を取り戻せるってことを示唆しているんです。
つまり大人になってからも絶対音感を習得できる可能性があることを示しています。
絶対音感に必要性は感じませんが、子供のころの柔軟な脳を手に入れることができれば楽器や語学、スポーツ等々で幼少期から学んでいる人のスキルが大人になっても学習できることを期待が期待できます。
研究が進めば、スキル習得が容易になり人生で多くのことが楽しめそうです。