人生でやりたい100のこと




ストレス、頭のモヤモヤを取り除いてくれる書籍【「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!】

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2012年発売の認知科学者/カーネギーメロン大学博士苫米地英人さんの書籍です。

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【「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!】の内容

【「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!】は、Step.1〜Step.8までで構成されています。

その前後に 【まえがき】と【あとがき】があります。

本当の集中とは、リラックスした集中です。静かなる集中です。頑張らなくても、緊張しなくても、エイッと気合いを入れなくても、すーーっと集中状態に入っていける。そして仕事や勉強がサクサク進む。それが本当の集中です。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P5

Step.1:イライラ、怒り、嫉妬……生産性を下げる「感情のゴミ」を捨てる

気合いを入れなければ集中できないってのがそもそも間違い。
気分転換や気合いの注入はあくまで対処療法にしかならない。

イライラや怒りなどの感情のゴミを捨てるには根本治療が必要とのこと。

根本治療には「抽象度をあげる」ことが重要です。

では「抽象度が低いと感情に支配される」のはなぜでしょう?賢明な皆さんはすでにお分かりかもしれませんが、抽象度の低い人は、視点が低いのですから、例えば、今この瞬間の「会社でイライラさせられている自分」のことしか見えていません。視界が狭いのです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P21

抽象度をあげると
「イライラしているとまわりの雰囲気が悪くなるな」
と思えます。

これは
【今この瞬間の「会社でイライラさせられている自分」】
から
【部署の中の自分】
くらいの抽象度にはなっています。

「イライラしていると仕事にミスが出て、今後の評価が下がるな」
と思うと、

【今この瞬間の「会社でイライラさせられている自分」】
から
【未来の自分】
くらいの抽象度にはなっていますね。

抽象度を上げるためにはゴールを設定する事、未来を意識することが重要だと思います。

このStepは苫米地哲学を学ぶのに良いです。

  • 嬉しいなどの幸福感もゴミ。
  • すべての感情は娯楽にせよ。
  • ゴールに関係のある感情のみ受け入れる。

などなど、苫米地節炸裂のStepです。

Step.2:満たされないと焦燥感……「他人のモノサシ」というゴミを捨てる

いきなり質問ですが、

「【あなた】がやりたいこと、あなたが好きなこと、あなたが重要だと思っていることって、本当に【あなた】がやりたいこと、好きなこと、重要だと思っていることでしょうか??」

こんなことを聞くと
「当たり前やん!!」
って言葉が返ってくるかもしれませんが、当たり前だと思った人は要注意です。

実は【あなた】がやりたいと思っていること等は……

  • 【やりたいと思わされている】
  • 【好きだと思わされている】
  • 【重要だと思わされている】

そんな可能性があります。
例えばあなたが着ている服は本当にあなたがほしいと思って買ったものでしょうか?

ファッション雑誌を見て前まで着ていた服が古くさく思えて買ったのではないでしょうか?
プライスダウンで安売りしていたので、つい買ってしまったものではないでしょうか?

服が古くさく見えてくるのはトレンドを作っている人たちがいるからです。
そもそもそれらの人々の価値観に合わせる必要があるのでしょうか?
安売りで買った服は本当に必要なものでしょうか?

どんな行動をするにも少なからず周りの影響をうけています。

広い意味でいうとこれらは刷り込みです。

「今買わなければ損!」
とか
「もう、今着ている服はダサい!!」
と思わされています。

まぁ、そんなこと言い出したら何もできなくなると思いますので。。
最新のファッションに身を包むことを否定はしませんし、とりあえず何か行動する前に

「今、ほしいと思っているものは自分が本当にほしいものなのか??」
「今、望んでいることは本当に自分がやりたいことなのか??」
客観的に観る視点があっても良いと思います。

自分自身の価値観だと思い込んでいるものが、実は他者から刷り込まれた価値観であり、自分のモノサシで生きていると思いながら、本当は他人から与えられたモノサシで生きている。それがあなたの真の姿なのです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P55

なぜそれを欲しいのでしょうか。欲しいと思ったきっかけを考えてみてください。テレビや雑誌を見ていいと思ったとか、他人を見てうらやましくなったなどの理由ではないでしょうか。それを「欲しい」という気持ちは、やっぱり他者から刺激され、与えられたのではないでしょうか?ということは、「あなた自身」が「欲しい!」と思ったわけではないのです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P58

Step.3:変わりたいけど変われない……「これまでの自分」というゴミを捨てる

「あのとき、ああしておけばよかった」と考えることになんの意味もありません。「あのときこうしておけば、こうなっているはずの自分」という「仮想の自分」も、頭の中のゴミです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P75

過去の後悔、これまでの自我など、これまでの自分というゴミが自分を苦しめている可能性があります。
これまでの自分が重要だと思っていたことを変える必要があります。

変えるためには過去が今を作っているのではなく、未来が現在を作っているというおなじみの考え方にすること。

過去の延長線上でものごとを考えるとなかなか変わることができません。
なぜなら今日は昨日の延長、明日は今日の延長となってしまうからです。
過去の蓄積を現在の自分と考えるのではなく、未来の自分の姿を基準にすることでやりたいことが見えてきます。
そうすると行動が変わります。

Step.4:自分に自信が持てない……「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる

頭のモヤモヤは言語でできているとのこと。
自己対話を変えることで良い変化を起こせます。

自分に自信が持てない人はネガティブな自己対話が多いとか
「何やってもダメだ。。。」
とか‥

自己イメージがプラスであれマイナスであれ、私たちは自己イメージに沿うように思考し、行動します。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P103

ネガティブなセルフトークや失敗体験を思い出すのは問題です。

そのとき脳では、失敗をもう一度体験したのと同じ臨場感が生まれます。つまり、実際にそれが起こっている場面に身を置いているような生々しい感覚を感じるのです。ですから、失敗体験を何度も思いだす正確の人がいますが、そのクセは絶対にやめるべきです。百害あって一利なし。失敗体験の反芻は頭のゴミです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P105

何度も失敗体験を反芻するとブリーフが強固なものになります。
ネガティブなセルフトークや失敗体験を思い出すことはやめましょう。

Step.5:「なりたい自分」になるためにまずは「我慢」というゴミを捨てる

将来のために今、我慢して頑張る。
仕事は面白くないがお金のために努力し続ける。。

これらはストイックのように見えますが、苫米地氏はこれらも「ゴミ」と言っています。

やりたくないことを我慢してやっているから、やる気が続かないし、パフォーマンスも上がらない。「やりたい」(want to)ではなく、「やらねばならない」(have to)ことばかりして生きているから、毎日、頭の中がモヤモヤする。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P121

究極を言えばやりたくないこと0の状態が理想です。
いきなりやりたくないことを0にすることは難しいと思います。
まずは、やりたくないことをやめる思考実験をしましょう。

やりたくないことをやめる思考実験はシンプルです。
まず「やりたくないこと」を5〜10個書き出してください。

労働
掃除
etc….

次にその中で一番やりたくないことを選んでください。

労働

そしてそれをやめる。。。かなりシンプルです。。

って言ってもいきなり「労働」をやめることもできないでしょうから思考実験の中だけでやめる。
抽象的な答えがでてきたら細分化しても良さそうです。

僕の場合はやりたくないことを「労働」と選びましたが、すこし抽象的すぎるきがします。
僕のように抽象的なことを思いついてしまった人は「労働」の何がやりたくないのか考え思考実験でやめてみるとよさそうです。

この思考実験は幼稚なことを考えるのではありません。論理的に思考しましょう。
たとえば「ウザい取引先のヤツとしゃべるのがヤダ」って思うなら。

その取引先があなたの売り上げノルマのうち25パーセントを占めているとすれば、取引をやめたらあなたの売り上げの4分の1がなくなります。ならば、その4分の1をほかの取引先でカバーすることはできないでしょうか。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P129

やめた後に不具合がでないかをしっかり論理的に考える必要があります。
このような発想をすることで新たなビジネスのアイデアが生まれてくるかもしれません。
毎日少しづつでもやりたくないことをやめる思考実験を継続しましょう。

Step.6:やりたいことが分からない……「自分中心」というゴミを捨てる

このStepは「やらねばならない」(have to)のゴミを捨てて「やりたい」(want to)を入れるStepです。

やりたいこと = 幸福感を得られること
と安易にとらえてしまいそうですが、これらは少し危険。

「おいしいものを食べたい」
「運動をして気持ちよくなりたい」
「女にかこまれうはうはしたい」
これらはすべて個人の幸福感。
脳科学的に言うと大脳辺縁系の扁桃体の情報処理です。

苫米地さんの書籍を読んだことがある方はわかるかと思いますが「扁桃体」は原始的な脳。
簡単に言うと個人の幸福感は原始的な脳が得ている幸福感です。

猿やゴリラと同じレベル。
つまり抽象度が低い。

人間なら抽象度を上げて他人の幸せも考えるべきと述べています。

実は、人間の脳には、自己犠牲しても他人のためになるなら幸福を感じる特殊な機能が備わっているのです。その脳の部位は前頭前野眼窩内側部と呼ばれる場所です。
〜中略〜
「抽象度を上げ、より多くの人のためになれるゴールを設定し、そのゴールに向かっていく過程で、前頭前野眼窩内側部を発火させていくこと」です。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P146-148

Step.7:失敗するのが怖い……「恐怖」というゴミを捨てる

我々が感じている恐怖は基本的には古い脳が起こしていること。
現代人には必要のない感情だと述べています。

会社をやめたら食っていけなくなる。。

論理的に考えると今の日本で餓死することはないはず。
なので食うために働く必要はありません。

「会社を辞めて食えるのか?「仕事がないと食えなくなるよ」などとよく言いますが、「食えなくなる」という言葉を使うから、ホームレスになることや餓死をイメージしてしまい、扁桃体に刻まれた飢餓への恐怖が引っぱりだされてしまうのです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P181

セルフトークのところでも解説されていますがどんな言葉を使うか、どんな言葉で自分に語りかけるかは考える必要があります。ポジティブなセルフトークを心がけましょう。

恐怖でクリアな頭を乱されている人は、「オレは何があってもビビらない」と自己イメージを高め、
「すべての感情を娯楽にする」
「ゴール達成に意味のある感情だけを自分に許可する」
というルールを自分に課してください。このルールを課して実行すれば、恐怖の感情は消えます。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P187

仕事をやめても一定期間正社員で働いていれば雇用保険も払っているはずですので、給付を受けることができます。
僕も給付金や職業訓練等でかなりハローワークのお世話にはなりました。

何を隠そう、私もかつて失業中にハローワークに通って給付を受けたことがあります。ジャストシステム基礎研究所の所長を辞めた後のことです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P182

天才と言われている苫米地英人もけっこう普通の
人間ですよね。親近感がわきました。笑

Step.8:「論理へのとらわれ」というゴミを捨て「ひらめき脳」を手に入れる

論理を超えろと述べています。
論理を超えるには抽象度を上げて、部分と全体の双方向の関係(ゲシュタルト)に気づく能力(ゲシュタルト能力)をあげること。

部分を追いながら、常に全体が見えている。部分にフォーカスするのも、全体を俯瞰するのも、自由自在にできる。それが本当に頭のいい人であり、それができるのはゲシュタルトができているからです。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!P201

頭のゴミがない人が本当の意味で頭のいい人です。

苫米地哲学初心者の方にはもう何を言っているのかわからないでしょう。笑
これらのことを理解したいなら書店に行って(もしくはアマゾンで。。)【「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!】を購入しましょう。


『今』やってること、明日の自分はそのことを誇らしく思うだろうか?
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