【マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション】は前作【マンガでやさしくわかるNLP】の続編のような書籍です。
直接的な話のつながりはないので、前作を読んでないと全く理解できないってことはないと思いますが、本の中に「詳しくは前作で解説しています」的な記述が多数あります。
僕はNLPの基礎知識はあるので、前作を読んでなくとも内容を理解することができました。
もしNLPの基礎知識がなければ前作読んでから購入した方が良いでしょう。
【マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション】を読むとどっちにしろ前作がほしくなると思いますので、一緒に購入するのも良いかもしれません。(僕も購入予定)
【マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション】の内容
本書は、0章から5章まであります。
タイトル通りまんがでNLPのコミュニケーションのテクを解説している書籍です。
まんがで書かれているのでわかりやすいと思います。
ただ、初心者にお勧めする書籍ではなく、もしあなたがNLP初心者なら前作の【マンガでやさしくわかるNLP】をお勧めします。
0章:NLPとは?
NLPの概要が書かれています。
基礎知識を得るのに良さそうです。
物語がどう展開していくか、あらすじ的な章でもあります。
この本では、言葉が人間に与える影響を解説しながら、言葉を使った「問題解決の方法」や「信頼関係を作る方法」などに焦点を当てています。
マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーションP26
1章:コミュニケーションとは?
ミスコミュニケーションについて解説されています。
話し手の伝えたい事が受け手に上手く伝わらない状態がミスコミュニケーションです。
ミスコミュニケーションの原理、ミスコミュニケーションがおこる理由などが解説されています。
組織内のトラブルの90%以上はミスコミュニケーションによって起こります
マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーションP30
NLPの有名な概念【省略、歪曲、一般化】が原因でミスコミュニケーションがおこります。
ミスコミュニケーションの解消方法は、省略、歪曲、一般化で失った情報を取り戻す質問をすること。
この質問を他人に使えばミスコミュニケーションの解消に役立つのはもちろん、自分に使えば目標設定に役立ちます。
NLPの技術は使い方によって色んな効果を発揮します。
2章:ミスコミュニケーションを防ぐには?
言葉だけが伝わっていても歪曲がおこっている可能性があります。
それが原因で意見、意識の食い違いがおこります。
これがミスコミュニケーションです。
ミスコミュニケーションを防ぐためには上辺だけの言葉ではなく、伝えたい内容と受け取った言葉を一致させること蛾必要です。
コミュニケーションでは、省略、歪曲が起こっていることを意識して情報を聞き出すことが重要です。
「ブログのアクセスがめっちゃ増えた!!」
って言葉にも省略、歪曲が起こっています。
「ブログのアクセスがめっちゃ増えた!!」
と言っても、ブログを始めたばかりの人が言うのと、アルファブロガーが言うのとでは数が違ってくるはずですよね。
ブログを始めたばかりの人だと1000アクセスが10000アクセスになったことを言ってるかもしれません。
アルファブロガーなら10万アクセスが50万アクセスになったことかもしれません。
また、PVのことを言ってるのかもしれませんしセッションのことを言ってるのかもしれません。
どの期間と比べて増えたのでしょうか?
ブログとは複数のブログのことでしょうか?
具体的な情報がないとこちらで想像しなければなりません。
この想像で歪曲が起こってしまい、事実と違う情報が伝わりミスコミュニケーションがおこってしまいます。
相手が話した内容を自分が頭の中でどのようにイメージしているかを時々相手に話せば、自分と相手の頭の中の認識を一致させながら会話を進めることができます。
マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーションP98
3章:コミュニケーションのための言葉の使い方
メタモデルについて解説されている章です。
使い方や効果などをまんがで分かりやすく解説されています。
メタモデルを暗記しても意味がありません。
メタモデルはあくまで戦術なので、状況を上手く判断し使う事が重要です。
4章:八方ふさがりの頭の中を解きほぐす発想法
名詞化について説明されている章です。
名詞化とは本来プロセスを伴った動きがる動詞が名詞的に表現されることを言います。
文字で書いても分かりにくいと思います。
本書では「家族関係」「問題」という名詞を例に解説されています。
「家族関係に問題がある」
この言葉を聞いただけで
「難しい」
とかイメージをしてしまった人がいるかもしれません。
情報がゆがめられています。
難しくない家族関係もありますから。
問題を具体的にするのが良いとのこと。
家族関係とは誰と誰の関係?
問題とは誰とどのような問題?
メタモデルを使って、色々質問をすることによって問題の本質が現れ解決しやすくなります。
5章:相手の無意識に働きかける方法
ミルトンモデルについて詳しく書かれている章です。
ミルトンモデルはトランス状態(変性意識状態)下で行われるものなのでトランス状態(変性意識状態)についても理解する必要があります。
具体的に解説されているので非常にわかりやすい。
今まで学んだ事を活かしつつ読める章です。
【マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション】まとめ
タイトルの通りの書籍。
NLPでコミュニケーションをよくするためのアイデア満載です。
社長と従業員の関係についてストーリーが進みますが、家族関係、友人関係、恋愛関係にもきっと役に立つと思います。